小悪魔×俺様
◎弘夢
「水!?」
「うん、水。完全に水。明らかに水。どうみても水。」
「お前…バカにしてんの?」
琉から電話が来たのは、撮影の待機中だった。
犯人見つかったのかと思ったら、それだけじゃなくて咲樹菜が水かけられたとか…。
ありえねー!!
「咲樹菜は大丈夫か!?今すぐ代わりやがれ!!」
「家に帰した。ちゃんと奏汰クン呼んだよ。あと…泣いた。初めて泣いたとこみた。」
そうだっけ?
俺は何回か見てるから忘れてたけど、咲樹菜は泣き顔見られるの嫌がる。
それなら初めてかもしれない。
「つか…泣いたのか…。良かった。」
「良かった?」
「あぁ。あいつって強いぶん、全部溜め込むから。泣かせてやらなきゃ爆発するだろ。」
「ふーん。どうでもいい。」
なんなんだよ、まぢで!!
けど…それどころじゃねぇか…。
「で?見たんだろ?誰だよ。」
「うん、そのことでさ…。」
「なに?はやく言えよ。」
琉は一旦黙り込んだ。
「水!?」
「うん、水。完全に水。明らかに水。どうみても水。」
「お前…バカにしてんの?」
琉から電話が来たのは、撮影の待機中だった。
犯人見つかったのかと思ったら、それだけじゃなくて咲樹菜が水かけられたとか…。
ありえねー!!
「咲樹菜は大丈夫か!?今すぐ代わりやがれ!!」
「家に帰した。ちゃんと奏汰クン呼んだよ。あと…泣いた。初めて泣いたとこみた。」
そうだっけ?
俺は何回か見てるから忘れてたけど、咲樹菜は泣き顔見られるの嫌がる。
それなら初めてかもしれない。
「つか…泣いたのか…。良かった。」
「良かった?」
「あぁ。あいつって強いぶん、全部溜め込むから。泣かせてやらなきゃ爆発するだろ。」
「ふーん。どうでもいい。」
なんなんだよ、まぢで!!
けど…それどころじゃねぇか…。
「で?見たんだろ?誰だよ。」
「うん、そのことでさ…。」
「なに?はやく言えよ。」
琉は一旦黙り込んだ。