小悪魔×俺様
「4人くらいのグループだったんだけど…。」

「はやく言えよ。」

「全員…奈々信者だった。」





奈々信者。




この学校は芸能人も多い。




そのなかで、奈々を慕って奈々のためならなんでもする奴らがいる。




なんでかは知らねぇけど…。





奈々っていうのは、もちろん元カノの奈々…。





「まぢかよ、タチわりぃ…。」

「だね。」





つか…奈々とは円満に別れたんじゃなかったのか?





「やっぱ奈々さんの命令だよね。」

「だろーな…。」

「そんな人だった?」

「いや…。」






もっと…イイ奴なかんじがしてた。





勘違いだったか…。





「今は…前なんて関係ねぇ。」

「まぁね。」





でも…直接手を出したわけじゃないから今はまだ奈々を問いつめられない。





どーすんだよ、俺…。





「奈々のことは…なんとかする。俺に任せろ。」

「当たり前じゃん。俺がやるわけないし。」

「…まぁ、今はいい。相手がわかったなら咲樹菜も守りやすいだろ。それは頼んだ。」

「わかった。」

「それから…咲樹菜には奈々のこと言うなよ?今は奈々なんて忘れてると思うし。」





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