小悪魔×俺様
「大丈夫だよ〜。ここ誰の店だと思ってんの?」

「奏汰様です…。」

「そーそー!!だから大丈夫!!」





奏汰…やっぱすげー…。





つか、どうやってんだ。






楓と食べることになって、席に座る。





「楓と弘夢が一緒!!」

「咲樹菜チャン頑張ってるね♪」

「うん!!弘夢、仕事帰り?」

「あぁ。」

「おつかれ!!注文どーぞ♪」





注文をとって戻った咲樹菜は、やっぱり忙しそう。





この店の名物になりかけてるらしい。





「咲樹菜チャン…明るいね。」

「あぁ。気ぃ張ってんの。そうしてないと壊れるってわかってるから。」






咲樹菜はほんとは強くなんかない。




だから、俺が気づいてやらなきゃって思ってる。





「そっか…。あたしのいじられてたときのこと聞いたんでしょ?」

「あぁ。ご苦労様。」

「あはは!!あたしはね…後悔してるよ。もっと…奏汰にも海クンにも香保里チャンにも頼れば良かった。そしたら…必要以上に傷つけなかったかも…。」





寂しそうな笑顔でそう言う楓。




奏汰と楓にもいろいろあったんだな…。





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