小悪魔×俺様
「葉那っ…。」

「弘夢を…信じてあげて?」





葉那は知ってるの?




じゃあ、きっと琉くんも知ってる。





弘夢に手をひかれて来たのはどっかの公園。




人通りはないひっそりした所なのに女の人が1人。





あの人なの?




「奈々。」

「弘…!!って…咲樹菜ちゃんもか。」

「奈々さ……あ。」





どうして気づかなかったんだろう…。




それなら超納得。




ってか雰囲気ちがくない?





「久しぶり〜。最近、調子はどう?」

「どうって…」

「奈々!!イイ加減にしろよ。」

「…。」

「咲樹菜いじめの首謀者はお前だってわかってんだよ。」





奈々さんから笑顔が消えて、鋭い目付きになった。




前と全然別人じゃん…。





「ひどいなぁ。証拠もないのに。」

「そんなん見つかるわけないし、見つかるの待ってる時間もない。」





今度は薄ら笑いを浮かべる奈々さん。





「あはは!!もういいや〜。隠そうとしてもムダだもんね。どうせあのバカども、口滑らしたりしたんでしょ。」

「バカどもって…。」





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