小悪魔×俺様
部屋に入って琉に電話。




「荷物、どーも。」

「どーいたしまして。」

「でさぁ…。」

「なに、気づいた?咲樹菜が好きだって。」

「はい、気づきました…。初めて自信を失いました…。」

「最高。まぢウケる。」





だろーね。




今も声を圧し殺して笑ってるのがわかるよ、琉クン…。





「俺ってさ〜…やっぱ嫌われてるよな!?」

「コクってみればわかる。」

「お前ホント役に立たねぇ!!」





あ゛ぁ〜〜〜!!




「ちなみに、琉…色恋沙汰の方は?」

「無経験…でもなかったりして。」

「は!?俺知らねぇぞ!?」

「幼稚園の時、彼女出来た。」

「ほぼ無経験じゃねぇかよ…。」





琉は完全に来るもの拒まず。




俺はキツイと思ったら拒むけど、きっと琉は70過ぎたおばあちゃんでも誘われたらヤる。




…誘われることないとおもうけど。






でも彼女は絶対作らないという変わった奴。






「自信無くした弘夢って傑作。ずっとそれでいいのに。」

「全部同じトーンで悪口言ってんじゃねぇよ。」





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