小悪魔×俺様
「あ…ごめん、何でもない!!」

「でも…」

「大丈夫…だから…」

「咲樹菜!!」





琉くんがたまたま見つけてくれて、あたしを連れ出してくれた。





琉くんには迷惑かけまくりだね…。






「咲樹菜…。頑張るって決めたのは知ってるし、支えるけどさ。頑張りすぎは良くねぇよ。」

「ごめ…泣くつもりじゃなかったの!!ホントに…。ごめんなさい!!」

「責めてるわけじゃない。…頑張ってるから、咲樹菜は。」





そう言って琉くんはあたしに自分のブレザーをかけた。





葉那、いい彼氏持ったね…。






んで、あたしはいい友達持った…。





「はぁ…もう大丈夫!!」

「…腫れてますけど。」

「え!?」

「まぁ、いいんじゃない。今日は帰っても。」

「うん…。大丈夫!!このあと仕事だし。」

「あっそ。」





琉くんって…。




やっぱまだ若干掴めない…。




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