小悪魔×俺様

もう、かなり好きかも…。




「嫌だった？」

「嫌なわけないよ!!嬉しすぎ!!」





あたしがそう言ったら、笑顔になる館木弘夢にまたまたキューン…。




あたしってこんな人だったんだ…。




だって、ずっと館木弘夢といたいし、離れたくない。




それくらい好きだよ。





館木弘夢は？




どれくらい好きでいてくれてる？






やっぱり…聞かなきゃいけないと思う。





「ねぇ、館木弘夢…。」

「ん？」

「最近…なんで怒ってたの？」

「…。」

「聞いても言わないし、わかんないよ…。」





館木弘夢は一瞬困ったけど、すぐに口を開いた。





「なんで…俺のことフルネームで呼ぶんだよ…。」

「は？」

「琉のことは琉くんだろ？だからさ、琉に動いたのかと思った。」





なにそれ…。




呼び方が発端でそんなふうに思ったの!?





「バッカじゃないの!?」

「は!?」

「あたしが館木弘夢って呼ぶのは、弘夢って言うのが恥ずかしくて…。でも、あたしが動く!?そんなわけないじゃん！あたしのこと信じてなよ!!」