小悪魔×俺様
咲樹菜を連れて俺の部屋に入る。




遊びの女を家に連れてきたことはないから、ヤバイものはなにもない。





「なんか…弘夢っぽいね!」

「そう?」

「うん。で、広い…。」





確かに広いな。




部屋についてる冷蔵庫から飲み物を出して、咲樹菜とソファーに座る。





「いきなり連れてきて悪かったな。」

「ううん!!弘夢の両親を見れて良かった。あたしは…自分の親がどんな人だったか忘れちゃったから。」





そういえば、咲樹菜の家は両親がいないんだった。




奏汰と楓に会わせて正解かもしれない。




あの2人は誰にでも親みたいに暖かいから。




じいちゃんとばあちゃんの影響だ、って2人は言ってた。





「ヒマな時とか、聖人さんいなくて寂しいときは俺ん家来いよ。俺がいないときでもいいから。」

「ありがと!!」





帰したくねぇ…!!




でも多分、聖人さんが心配するから。





「夕飯は食ってく?」

「お兄ちゃんが1人になっちゃうからいいや。」





聖人さん、こんなカワイイ妹がいて良かったな!!




仕方ないから今日は帰します。




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