小悪魔×俺様
「…あたし、一人暮らししたい。」

「「え!?」」

「ほ、ほら!お兄ちゃん達が何時に帰るかわかんないときとか、いちいち確認するのめんどくさいでしょ?」

「だけど…」

「生活費と家賃くらい、バイト掛け持ちすればすぐだよ!!」





あたし的にも、家にいたくないかも。




きっと、あたしは1人だって思うから。




お兄ちゃんと遥さんが好きだから、そんなこと思いたくない。





「でも、咲樹菜…。」

「あたしは大丈夫だって〜!!」





知ってたよ、お兄ちゃんは家を開けないように仕事頑張ってること。




お兄ちゃんが大好きだし、感謝してる。




でも、そろそろあたしもお兄ちゃんから離れなきゃ。




お兄ちゃんの幸せを潰さないように。





「幸せにね!!」

「咲樹菜…ありがと。」





なんか、いろんな意味で泣きそう。




あたしは、ここにいたら邪魔だ。




大丈夫、あたしは。




ごめんね、お兄ちゃん…。





部屋に戻って1人になると、悲しい涙になる。





「弘夢…。」





弘夢は今日は仕事。




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