小悪魔×俺様
今の咲樹菜は特に騒がしいほうがいいのかもな。




無理に笑ってる感じがなくもないけど。





「奏汰の店ってオープンいつか決まったのか?」

「決まった!二ヶ月後だって。ほら、近くで建設してたとこあったじゃん?あれが奏汰さんの店だったみたい。」





まぢで?




ちょっとくらい教えてくれても良かったじゃん…。





「絶対行ってやる。」

「えー…。」

「嬉しいくせに。」

「うん、嬉しい!!」





素直に咲樹菜は俺的にヤバイ!!




我慢、我慢…!!





「部屋戻るか?」

「うん!!」





夕飯まで時間がありそうだから部屋に戻る。





「咲樹菜。」

「ん?」

「ここに来い。」





咲樹菜を座らせたのは、俺の足のあいだ。




後ろから抱きしめる。




細いよな…。




俺が身長高いから咲樹菜は小さく感じる。





今、聞いておこうかな。




咲樹菜が思ってること、全部ぶつけてほしい。




側にいてやれないぶん、余計に。






「咲樹菜、全部気持ち吐き出せ。」




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