小悪魔×俺様
この寂しさは多分消えることはなくて。




それでも、弘夢が聞いてくれたから少し軽くなった。




きっと、この気持ちも言ったほうがいい。





「でも、弘夢と暮らせて良かった。」

「は…?」

「奏汰さんも楓さんも優しいし、弘夢ん家は居心地良いよ。それに、弘夢がいるってだけで幸せ!!」

「バーカ…。」





嘘でもなんでもない、本当の気持ち。





「お兄ちゃんのことを思い出すと寂しいけど、弘夢はそれを消してくれるんだよ?」

「あんま…かわいいこと言うな!!」





後ろを振り返ってみると、初めて見る真っ赤な弘夢。




か、かわいい!!





「見てんじゃねぇ!!」

「見たいもん。」

「黙れ!」





そう言って弘夢はあたしにキスをした。




し、舌…!!




初めてじゃないけど、やっぱり恥ずかしいのです…。





「…咲樹菜のが真っ赤じゃん。」

「弘夢〜…!!」

「ははっ!!」





その笑顔で、またキュン…。




弘夢がいて良かったって改めて実感した日でした♪




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