もしも彼女がアイドルオタクだったら。
・・・眠れなかった。
結局僕と彼女は別々の部屋で寝ることになった。
昨晩、ありえない光景を目にした。
嘘みたいだが、本当だ・・・。
今も、目の前でそのアイドルが笑っている。
・・・写真だけど。
それは、トイレでも起こった・・・。
―――――――――――――――――、
『あー落ちつかねぇ』
トイレに入り、電気をつける。
その瞬間だった。
『うわぁ!』
そこにあったのは、昔のものからもあるだろう。
その人の顔のうちわが貼られていた。
しかも、ど真ん中に。
『も~、何騒いでるのぉ』
彼女がやってくる。
『これ・・・これ・・・』
僕が指をさすと、彼女は笑って、
『それ、超かっこいいよねぇ・・・』
『へ・・・?』
『触ってもいいけどぉ、汚い手で触らないでねぇ、手、洗ってね・・・』
おやすみぃ・・・と言いながらその場を去っていく彼女。
問題はそこじゃなくて・・・。
――――――――――――――――、
自分が用を足している間も、妙に感じる視線。
男の俺から見ても、なんだか釣られて笑ってしまうようなアイドルスマイル。
目をこすっていると、違う部屋からとてつもないほどの音量の音楽が流れ始めた。
「ちょ・・・、うるせ・・・」
「うわぁ!」
そこで再び、見た景色。
それは、テレビを見ている彼女と。
再び出会う、噂の彼。
(「あ、起きたんだ~」)
(「どう?一緒に観る?」)
結局僕と彼女は別々の部屋で寝ることになった。
昨晩、ありえない光景を目にした。
嘘みたいだが、本当だ・・・。
今も、目の前でそのアイドルが笑っている。
・・・写真だけど。
それは、トイレでも起こった・・・。
―――――――――――――――――、
『あー落ちつかねぇ』
トイレに入り、電気をつける。
その瞬間だった。
『うわぁ!』
そこにあったのは、昔のものからもあるだろう。
その人の顔のうちわが貼られていた。
しかも、ど真ん中に。
『も~、何騒いでるのぉ』
彼女がやってくる。
『これ・・・これ・・・』
僕が指をさすと、彼女は笑って、
『それ、超かっこいいよねぇ・・・』
『へ・・・?』
『触ってもいいけどぉ、汚い手で触らないでねぇ、手、洗ってね・・・』
おやすみぃ・・・と言いながらその場を去っていく彼女。
問題はそこじゃなくて・・・。
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自分が用を足している間も、妙に感じる視線。
男の俺から見ても、なんだか釣られて笑ってしまうようなアイドルスマイル。
目をこすっていると、違う部屋からとてつもないほどの音量の音楽が流れ始めた。
「ちょ・・・、うるせ・・・」
「うわぁ!」
そこで再び、見た景色。
それは、テレビを見ている彼女と。
再び出会う、噂の彼。
(「あ、起きたんだ~」)
(「どう?一緒に観る?」)