オレとお前
朝まゆなは荷物をまとめた。



こんな簡単な事で別れるなんて


人なんて信用したくない


けど期待してしまう



すべてがうまくいくような錯覚で



感じ悪い



なんか気持ち悪いなあ



目を閉じて一人になった部屋で


仰向けになる



やっぱり楽しかった思いでしか思い出せない。

いっぱい喧嘩もしたけどあんまり覚えてないや,まゆなといると時間過ぎるのやっぱり早かった


寝るときはいっつも腕枕して,将来の事とか 思いついたまま漠然と話してたな
知らないうちに寝てるんだ二人とも。

普通の幸せをたくさん感じれた 感謝してる

ただもう二人で会うことはないんだね


電話番号だっていつ忘れるかな 家帰ったらメシ作って待っててくれないんだよな おかえりって小走りで走ってきて抱きついてくれない ぬるま湯に浸かったような今までの生活は終わりか



やっぱ寂しい



いつかどこかで会ったらなんて無い


友達として



そんなのも無いさ



お互い知らない事なんて無いくらい知りすぎた



まゆなさぁ…
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