オレとお前
ツレのシンヤが
"マック行こうぜ"
なんて言うから
結局行くはめに
こんな時は愛車のゼファー400にまたがって
関ヶ原でも目指したいとこだわ なんて心の中で一人で話す
マックでなぜか盛り上がるみんな やっぱシケてんのは悪いと思うが
心の底から笑えない感じ
それでも話しに混じっていた。
「お〜い!ケンっ!!」
聞き覚えのある女の声
なんか呼ばれたオレ…!
幼なじみのユイだった
後輩の女の子とマックにたまたま来たところだったらしい,てかツレの子
"可愛い"!
さっきまで絶望のような自虐的だったオレの重たい気持ちがウソのように吹き飛ばされた
本当に悩んでたんだよなオレ…ぁぁもう
本当だ!
が,一瞬の迷いもなくオレは知らぬ間に席をはずしユイ達の元にゆっくり歩いていた。