オレとお前

しばらくしてユイから電話が鳴る


「アンタ本当にあの子のコト好きなの?」

「もっと好きを伝えて欲しいみたいやで」

「冷めてる訳じゃない?」



驚きをかくせないオレ


普通にそんなコト無いのに

まゆなは,一人で悪い方向に考え過ぎて 辛くなったみたいだ。

と同時に彼女はオレよりも寂しがり屋なんだと思った。


泣けてきた


電話した


会いに行って冷静に気持ちを伝えた


必死になっていた


別れたくないあの時の気持ちも本当だし

お前と二人でいる時の

空気は好きだ


ユイの前でいるまゆな


オレの前でいるまゆなは

話し方もどこか違った


甘えてくる彼女にまた


オレはハマっていく
< 8 / 16 >

この作品をシェア

pagetop