ハルカナ約束
風呂から上がった春香は…
ほんのり頬を染めて色っぽかった。

こいつ、こんな顔する様になったんだ。

誰にも渡したくない。
誰にも取られたくない。

でも…
ぶつけられない気持ち。
抑えつけておかないと。

「春香、髪の毛!
早く乾かせ。風邪ひく」

「うん…」

俺の言葉に素直に従う春香。
ドライヤーを手に、一生懸命 乾かしてる。

あいつのサラサラの髪が
ドライヤーの風になびいて…
ますます愛おしく思えてしまう。
< 85 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop