パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「原口せんせ。もう閉めてもいいかい?」


「ああ。ごめんなさい、ついつい長居をしてしまった」


見ると食堂に残っているのは彼ら二人だけになっている。


「ああっ! 黒い姉ちゃんにオレゲノムの解析して貰おうと思ってたのにっ!」


「お前はホントに解りやすいな。フンッ、今日のファッションもそれ、性格を表してるんだろ?」


「え? ファッションですか?」


純一郎は首を傾げて聞き返すと、着ていたボーダー柄のシャツを見下ろした。


「横縞(よこしま=邪)じゃないか、ハッハッハッ。フンフン」


「ちぇっ、キツいなぁ。でも博士、やっと笑顔が戻りましたね」

──────────────…‥・ ・

※オレゲノム

加瀬純一郎のあんなところやこんなところ


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