パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「なぁにが申し訳ないんですか? これが成功すれば共同研究者として、俺や流にも巨万の富が舞い込むんです。こんないい話を頂いちゃって、こっちが申し訳ないですよ」
「いや、元は個人的なエゴイズムから……フンッ、まあいい」
「ハイハイさあさあ、もう夜が明けましたよ。真珠句まで流を迎えに行きましょう!」
純一郎はラボラトリーに横付けしてあった愛車に龍太郎を押し込み、まだ車通りも疎らな幹線道路を悠々と走って真珠句駅の西口ターミナルに到着したのだ。
「博士、朝日があんなに綺麗です。昨日の月夜と言い、絶対幸先いいっすよ!」
「そうかも、フンッ。知れないな」
「あっ、居た居た。……でも流のヤツ。カッコ付けて煙草なんか吹かしてますよ?」
そうして三人は再会を果たしたのだ。
「いや、元は個人的なエゴイズムから……フンッ、まあいい」
「ハイハイさあさあ、もう夜が明けましたよ。真珠句まで流を迎えに行きましょう!」
純一郎はラボラトリーに横付けしてあった愛車に龍太郎を押し込み、まだ車通りも疎らな幹線道路を悠々と走って真珠句駅の西口ターミナルに到着したのだ。
「博士、朝日があんなに綺麗です。昨日の月夜と言い、絶対幸先いいっすよ!」
「そうかも、フンッ。知れないな」
「あっ、居た居た。……でも流のヤツ。カッコ付けて煙草なんか吹かしてますよ?」
そうして三人は再会を果たしたのだ。