パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「でも博士。あそこのピンク……いや、あの黒もいいな。結構フェロモン出してませんかぁ?」
「お前だってもう工学博士じゃないか。もうハカセはよせよ、フンッ」
この純一郎は見た目が派手で脳ミソは極めて薄そうなのだが『静電アクチュエーターの可能性』という論文が学会に認められ、ついこの間博士号を取得したのだ。
「すみません。助手時代の癖が抜けなくて」
「それはそうとお前なぁ。アイツらが何で生化学の道を選んだか解るか?」
龍太郎は片方の眉だけを上げ、さもダルそうに純一郎を一瞥しながら言った。
「いいえ。なんでですか?」
──────────────…‥・ ・
※静電アクチュエーター
回路基盤の中に有る静電気で駆動される回転体。本来はマイクロマシンテクノロジーに特化した技術。
「お前だってもう工学博士じゃないか。もうハカセはよせよ、フンッ」
この純一郎は見た目が派手で脳ミソは極めて薄そうなのだが『静電アクチュエーターの可能性』という論文が学会に認められ、ついこの間博士号を取得したのだ。
「すみません。助手時代の癖が抜けなくて」
「それはそうとお前なぁ。アイツらが何で生化学の道を選んだか解るか?」
龍太郎は片方の眉だけを上げ、さもダルそうに純一郎を一瞥しながら言った。
「いいえ。なんでですか?」
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※静電アクチュエーター
回路基盤の中に有る静電気で駆動される回転体。本来はマイクロマシンテクノロジーに特化した技術。