パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「閃いたというか……以前博士が作った、人物特定レーダーが有りましたよね」
及び腰に見えた純一郎は一転、顔を輝かせると流の方へ身体を乗り出した。
「おう、流。よく覚えてたな。この加瀬博士様の自信作だぜ!」
流は「なんだ博士のじゃないのか。純一郎さんのじゃ駄目かな」と言ってまた座ってしまった。
「おいおいそりゃあ一体どういう了見だよ! 俺だってなぁ、昔と今とじゃ違うんだぜ?」
「ああ、加瀬の言う通りだ。今は立派なフンッ、工学博士なんだから。だから流、話してみてくれ」
「じゃ、純一郎さん。博士の顔に免じて話してあげますよ」
及び腰に見えた純一郎は一転、顔を輝かせると流の方へ身体を乗り出した。
「おう、流。よく覚えてたな。この加瀬博士様の自信作だぜ!」
流は「なんだ博士のじゃないのか。純一郎さんのじゃ駄目かな」と言ってまた座ってしまった。
「おいおいそりゃあ一体どういう了見だよ! 俺だってなぁ、昔と今とじゃ違うんだぜ?」
「ああ、加瀬の言う通りだ。今は立派なフンッ、工学博士なんだから。だから流、話してみてくれ」
「じゃ、純一郎さん。博士の顔に免じて話してあげますよ」