パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「フンッ、流のお友達と坂本さんにはお礼を言っておかないとな」
「ええ、それはもう……なんですか純一郎さん」
流を押し退けて純一郎がしゃしゃり出る。
「蓮さんにはお礼より最新兵器だと思いますよ? なんか益々ヒトラー度が上がってたみたいですし、素敵度も激烈アップでしたぁ」
「お前はフンッ、本当に犬体質だな。ご主人様の坂本一等陸佐に付いて、このまま自衛隊に入隊したらどうだ」
「ゥワフッ、この研究が形になったら真剣に考えますよ、俺」
純一郎はオレンジのたてがみを揺らして吠えている。流は『研究者としてそれでいいんですか!』と心の中で叫んだが、その思いが純一郎に届く事は無かった。
「ええ、それはもう……なんですか純一郎さん」
流を押し退けて純一郎がしゃしゃり出る。
「蓮さんにはお礼より最新兵器だと思いますよ? なんか益々ヒトラー度が上がってたみたいですし、素敵度も激烈アップでしたぁ」
「お前はフンッ、本当に犬体質だな。ご主人様の坂本一等陸佐に付いて、このまま自衛隊に入隊したらどうだ」
「ゥワフッ、この研究が形になったら真剣に考えますよ、俺」
純一郎はオレンジのたてがみを揺らして吠えている。流は『研究者としてそれでいいんですか!』と心の中で叫んだが、その思いが純一郎に届く事は無かった。