パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「ま、まずいですよ? 水が入って来てます!」
室内を調べていた流が言う。見ると床がじっとりと濡れている。
「換気孔から入ってるのかも知れないな。何か掻き出す物も用意しないと」
「フンッ、灯油ポンプなら有るぞ」
「オイルの缶も有りました」
ガクン プシュッ
床の内張りを止めていたリベットが波をまともに受けた為に抜けてしまった。
「わっ、わっ、水が噴水みたいに入って来ます」
「フンッ、内張りを剥がして孔を何かで塞げ!」
「俺ガム噛んでます」
急いで床の内張りを剥がした純一郎は噛んでいたガムで孔を塞ぎ、板の切れ端で押さえる。
「フンッ、他のが抜けたらアウトだぞ」
龍太郎は水を灯油ポンプで掻き出しながら表情を強張らせた。
室内を調べていた流が言う。見ると床がじっとりと濡れている。
「換気孔から入ってるのかも知れないな。何か掻き出す物も用意しないと」
「フンッ、灯油ポンプなら有るぞ」
「オイルの缶も有りました」
ガクン プシュッ
床の内張りを止めていたリベットが波をまともに受けた為に抜けてしまった。
「わっ、わっ、水が噴水みたいに入って来ます」
「フンッ、内張りを剥がして孔を何かで塞げ!」
「俺ガム噛んでます」
急いで床の内張りを剥がした純一郎は噛んでいたガムで孔を塞ぎ、板の切れ端で押さえる。
「フンッ、他のが抜けたらアウトだぞ」
龍太郎は水を灯油ポンプで掻き出しながら表情を強張らせた。