パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
「雨が……止んだ?」


「いや、フンッ。止んでないぞ」


ワイパーを止めて耳を澄ませてみると、確かに雨音はまだ続いていた。


「これは一体……」


龍太郎達が顔を見合わせるのとA.W.T.が閃光に包まれたのはほぼ同時だった。


「眩しいっ!」


「なんなんだ!」


『ようこそ、原口龍太郎ラボへ。ヘックション、フンッ』


その目も眩まんばかりの光の中に、三つの影が現れた。


  ピピピッ ピピピッ ピピピッ……


レーダーには3人の名前と黄色ランプが点灯している。


「ロボットだ」


「違います純一郎さん、人が、こちらの世界の僕達が操縦しているんです」


「あれはな。フンッ、パワードスーツだ」


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