屍の孤島
「何でだよ、こんな時こそみんなで協力して…!」
秀一の言葉に。
「船の中でみんなして私の事悪者みたいな扱いした癖に、協力?笑わせるんじゃないわよ」
彼女は吐き捨てるように言う。
連絡船内でのやり取りを、彼女はまだ根に持っているようだった。
「そんな事言うものじゃないよ…非常事態なんだから、ここはひとつ冷静になって…」
何とか梨紅をなだめようとする小野寺だが。
「私は冷静よ!」
とてもそうは思えない興奮ぶりで、梨紅は声を張り上げた。
「冷静だからあんた達とは協力できないって言ってるの!寄ってたかって私を悪者にしたあんた達は、信用できないってね!」
そう言い残して、彼女は建物の裏口から一人外へと向かっていった。
秀一の言葉に。
「船の中でみんなして私の事悪者みたいな扱いした癖に、協力?笑わせるんじゃないわよ」
彼女は吐き捨てるように言う。
連絡船内でのやり取りを、彼女はまだ根に持っているようだった。
「そんな事言うものじゃないよ…非常事態なんだから、ここはひとつ冷静になって…」
何とか梨紅をなだめようとする小野寺だが。
「私は冷静よ!」
とてもそうは思えない興奮ぶりで、梨紅は声を張り上げた。
「冷静だからあんた達とは協力できないって言ってるの!寄ってたかって私を悪者にしたあんた達は、信用できないってね!」
そう言い残して、彼女は建物の裏口から一人外へと向かっていった。