屍の孤島
「今、ここにいます」

奏が地図上の港を指差す。

「ここを出て、警察署に立ち寄り、病院…」

彼女の人差し指が、地図をなぞって病院と警察署を指す。

「少し遠回りになるな」

秀一が真剣な顔をして考える。

「だが物資の確保は重要だよ。急ぐ必要はない。安全を確保しながら慎重に行こう」

小野寺が秀一の顔を見ながら言った。

…プランは決まった。

四人は早速行動に移ろうとする。

その時だった!

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