屍の孤島のレビュー一覧
陰島(いんのしま) 美しい自然と新鮮な海の幸に恵まれた 観光客も訪れるような島 の はずだったが─────… じわじわと迫りくる怖さだけではない。 人間の持つ強さ、自分より他人を想える心が 6人全員から伝わってきた。 人が死ぬから感動するのではなく、 生きる姿にこそ私たちは心を動かさせる。 あなたもぜひ7人目の乗客となって 彼らを見守ってほしい…。
ホラー…殊にゾンビものにおいて、王道であるというのが実は1番難しいのではないかと思う。 ホラーはそのものが非日常で非科学的なもの、言ってしまえば「何でもアリ」なジャンル。 辻褄さえ合っていてド派手な演出があれば、些末なことはすっとばしても何となく読めてしまうものなのである。 だが、この作品は違う。 1つ1つの事象にきちんと説明があり納得し、また普通の人間ならこうするだろう・こうなるだろうというリアリティーに違和感がない。 事の発端・途中の攻防・生還に至るまで、登場人物が“生きて”いる。 故に、私達は「もし自分がその場にいたら」と想像を掻き立てられ、何とも言えない恐怖に襲われるのだ。 定石ですらニマニマしてしまう、「ゾンビものとは、こういうものだ」を味わいたいホラー好きな読者さんに特にオススメしたい。
『井戸水いなすな、腐れて死ぬ』 聞こえる島唄。 『陰島(いんのしま)』 偶然訪れた6人。 そこはいつもの陰島とは 違っていた… 彼等の運命は…? * ハラハラドキドキ!! 恐さに気持ち悪さ、生きる力、守る強さ、心の弱さと強さ、たくさん詰まってます!! 一人のキャラを見守っても楽しめると思います! 一度読んだら忘れられないお話です!!
ある連絡船に偶然乗り合わせた6人が降り立ったのは… 生ける屍に支配された島 『陰島(いんのしま)』 ホラーに必須の恐怖はもちろん、個性的なキャラたちの『生』も大切に描かれています。 無残に散る『生』もあれば、輝きを守り抜いた『生』もある。 見事生還を成し遂げるのは… 誰??