まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
バスローブを着て未来が
出てきた。



「未来…ごめん
俺 ちょっと急ぎすぎた。
おまえと会えて浮足立って……
いろんなこと見えなくなってる。」


未来は髪の毛を
拭きながらベットに
腰掛けた。



「来年から…イギリスに行く。
多分 長くなると思うんだ。
年に一回・二回戻れればいいかなって」


未来の手が止まった。


「イギリス……」


一人ごとのように
つぶやいた。




「できればそのまま
移住したいと考えてる。」



「移住……」



「ごめん
俺の仕事都合で……
未来の仕事もやる気のある
仕事には変わらないのに
犠牲になってと急ぎすぎた……」



髪の毛から滴が落ちた。


「移住は俺の夢だったから
そしてその横に未来にいてほしい
それが小さい頃から
二人で語り合ってきた
将来の俺たちだから……」



小さい頃からの夢


今は俺の一方的な
わがままだけに変わっている。
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