まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
シャワー室から出ると


未来の姿はなかった。



未来が帰っていくのは
想像がついていた。


これ以上
二人の話が平行線のままなら
一緒にいるのは
辛いだけだから……


俺はその夜一人で
ホテルに泊まった。



少しの可能性にかけるしかない


俺は未来のことになると
ほんと
つくづく大人になれない……。



未来に対しての執着心
独占欲



「一緒に生きて行きたい…だけだよ。
道を誤った日から・・・
未来の背中を見てきて
やっと想いが通じたのに…
あきらめるのも愛なのか?
俺だってさ
わがままになりたい……
未来じゃないとダメなんだ…」



未来とひとつになった
ベットで

俺は一人ごとを
喋って


悔し涙にくれる……。




生きる道が交合わない
俺と未来の人生なのか



情けない夜がふけていく……
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