まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「未来 おかあさんなんだよ
ビックリでしょ?」


母が残酷な言葉を俺に言った。


「おかあさんって…」



未来は意を決したように
その男の子を抱き上げて
父の顔の近くに連れて行った。



「ひさしぶりだな~
おじじのこと覚えてるか?」



男の子は物おじもせず


「おじじ~」と
父に抱きついた。



 おじじって・・・・


「肇がなかなか孫
見せてくれないから
未来の子供を俺の
孫にしたんだ。」


 未来の子供?


母が

「愁 大きくなったね~」


父から引き離した。


「おい!!俺とハグしてんだよ!!」


病人の父が叫んだ。



俺は頭が少し混乱していた。


「未来の子供?」



「うん……
私の子だよ。
秋の心って書いて愁っていうの。」



 マジか・・・・・?


俺は絶望感で一杯になった。
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