まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「それより頑張ってるね。
たまにテレビで見てるよ。
今ついてる選手も
めきめき伸びてるのね・・・
はぁくん出たら
私も興奮しちゃうんだよ。」



「ありがと・・・・
これからは移籍とかの
交渉をすすめる会社を
立ち上げようかと
思ってるんだ。」



「そっか・・・
どんどん届かない人になってくね。」


未来がそう言った。


 おまえだってじゃん


俺はそう言いたかった。



誰の子で どんな男で
おまえは
そいつを愛していたのかって・・・



「ママ~~」


小さな天使が戻ってきた。


未来は天使を抱きしめた。



その表情は
嫉妬するくらい


美しく気品に満ちた
母の顔だった。
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