まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
母に追い出されて
久しぶりに遊び場の前に立った。



愁の笑い声が
外にも聞こえてきた。



ドアを開けると
愁が

指さした。


「あ…あ…じちゃん…」



未来が
「おじちゃんだよ。」
そう言って笑った。



「ダッコ~」愁が俺の足周りに
じゃれついたから

おもわず抱きあげた。



「高~い!!」愁は大声で叫んだ。



「ここはおまえのママと俺の
遊び場だからな。
知ってるか?」


愁はキャーキャー
喜んでいる。



俺はそのまま愁と体を使って
遊んだ。
子供のころに戻って
引きこまれるように
俺と未来が遊んでいたように…


いつの間にか
未来も一緒になって

遊び場が命を吹き返した。
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