まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「とうさん…」


言いかけた時


「忘れ物みつけたのか?」

と父が言った。



「え?」



「やっと気づいてよかったよ。
おまえの忘れ物
早くもっていかないと
気が気じゃない……。
ずっと未来に申し訳なかったから。」



「とうさん
知ってたのか?」



「俺らはすぐにわかった。
だから未来を支えようと思った。
おまえの仕事が落ち着くのを待って
こっちに呼びつけようと
思っていたんだ。
これからそっちに戻るからな。」



「は?戻るって・・・・」



「あとはかあさんに
聞いてくれ。」


そう言って電話が切れた。
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