まだ…君に…恋してる （最愛ダーリン番外編）

俺は罪悪感で一杯になった。



「肇のせいじゃないの」


瑠琉はそうは言うものの
足が今までのように使えない
　　

その診断に傷ついていた。



「私　新体操ができなくなったら
何を支えにして行ったら
いいの？そう言って
母親に抱きついた。」


俺は責められているようで
辛くて仕方がなかった。


何より
自分を助けるために
大けがをしてしまった
瑠琉に申し訳なさで一杯だった。



その夜
携帯に電話が入った。



泣きながら瑠琉が言った。


「死にたい……。
体操がなくなったら
私生きている意味がないの…。
ここから飛び降りたら
きっと死ねるかしら……」



そう言うと電話が切れた。



　　自殺？


俺は慌てて病院に駆け付けた。


病室に向かうと
興奮状態の瑠琉が
注射をされていた。


「肇…肇……」

うわごとのように俺の名前を
呼び続けて
そのまま寝てしまった。


屋上にいるところを
見回り中の警備が
見つけてくれたらしい。


「自殺するつもりだったみたい。」


瑠琉の母親が涙を拭いた。