まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「未来は顔出してんの?」



「めったに来ないよ。
土日も部活動で忙しいらしい。
審判の免許もとったとかで
元気に走り回ってんじゃないか」


父親とおじさんは
ビールをつぎあった。


「肇はいい人できたのか?」


「いいや~全然~」



「またまた~
もてるだろう?
そのイケメンっぷりだもんな。」



「んなことないって
忙しいんだよ。
こんな男にはついてこれないだろ」



「キャ~~カッコイイ~~」


おばちゃんが黄色い声を
出して大笑い。


「昔の未来はほんと
おばちゃんの性格
ひきついてたよね。」


「そう?」



「うん。そうそう~」



「だけども未来はだいぶ
変わってしまったからな~
成長したと言っておくか~」


おじちゃんが笑った。



あんなノリだった未来は
俺の裏切りで変わってしまった。



変わり始めた未来は
どんどん輝いて行く


俺が恐れていた方向へと
未来が光を放し始めた。
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