まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
未来のそばで支えたかった。


それが俺のつぐない


そんな簡単なことじゃないけど
俺が死ねなんて
叫んだから……


そう考えるとたまらなかった。


傷心の未来を見ながら
俺は胸にナイフを何度も
突き刺される思いだった。


こんなに未来を泣かせて


俺が死ねなんて言ったから…


未来が泣くたび
俺の罪がどんどん重なって行く



だけど不思議なことに
未来が輝いている・・・・
それが本当に不思議だった。



担任が未来に残したものが
増えるたびに
未来は泣いた。


だけど未来は少しづつ
元気を取り戻して行く。

絶望の淵にいる未来を
ずっと見てきて
愛する人の残して行った愛が
未来を元気にしていくのか



 俺の完全な負けだ



敗北感
ライバルはいなくなったのに
余計に未来には
近寄れなくなった。



担任は未来と一緒に
生きてるような気がした。
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