まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
中心街より少し山側に近い学校は
グランドが雪にすっぽりと
覆われていた。



未来の車は


「あった…」



赤い車は女の子らしく
可愛いキャラクターが
フロントガラスに揺れていた。



「フフフ…」

未来が小さい頃から
好きだった
クマのキャラクター…


名前はわからんけど……


遊び場でよくあれを使って
あそんだっけ


未来がめずらしく
固執するから
俺があのクマにヤキモチを
やいて……


あのクマも災難だったな~~



もう普通の生徒は帰り出す頃で



 不審者と思われると
 マズイか……



とりあえず一度
車を出した。



まだ会うかは
決められなかった。


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