まだ…君に…恋してる （最愛ダーリン番外編）

「中野先生の友達なんですよね。
先生に会いにきたんですか？」



俺はまた驚いた。

「へ？」
おかしな声を出してしまった。


「呼んできますか？」



「みら…いや…中野先生の生徒さん？」




「はい、うちの副顧問です。
先生に通訳の仕事がしたいって
言ったら塚田さんのこと
話してくれました。
とても勉強家でいろんな経験に
体当たりしてたって。」



うれしかった
未来が俺のことそんな風に
話してくれたって……



「呼んできますよ。」



「あ…忙しいんだろ？
俺　何も知らせないで
ﾌﾗ~って寄っただけなんだ。
今休暇中で　幼なじみが
どうしてるかなって・・・・・。」




「中野先生は怖いですよ。
もう女だからってバカにできないし
サッカーの練習だって
自分も一緒にやりますから～
まいっちゃいます。
一応女だから…手加減しますけど。」



「未来らしいな～
ありがとう…仕事中だから
もう少しここで待ってみるよ。
君も頑張ってな！！」



「ありがとうございます。」



男子生徒は先に歩き出していた
仲間のところに
走って行った。