まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「やだ…ちょっと…
どうして…?」


未来が動揺してる。


「俺も…まだあったら言う言葉さえ
考えてなかったよ。」




「どうしたの?」



「今 休暇中で・・・
未来に会って行きたかったんだ。」



「わざわざ?
ビックリしたよ。
連絡してよ~~~」




昨日もあった二人のようで
十年流れてるなんて
俺には思えなかった。


「悪い。
押しかけてしまった。
さっきさ
部活の子だと思うんだけど…
俺のこと知ってたんだ。
会いに来たの
ばれちゃったな。
迷惑かけないかな。」



「ああ~田中ね!!
英語が得意でね~
よく塚田通訳のことで
盛り上がるんだよね。」



未来は手際よく
車の雪を落とす。




「どこに泊まるの?」



「いや…
まだ…足運んで温泉でも
なんて思ってたけど……
ちょっと時間かかっちゃって…」


未来が仕事熱心だからさ



「そう。
じゃあうちに来たら~」


未来はニッコリ笑った。
< 47 / 144 >

この作品をシェア

pagetop