まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
最上階


9階のエレベーターがひらいた。


「うわ…すごいな
最上階だよ。」



俺は思わずそう叫んだ。


「だけど未来って高いとこ
あんま得意じゃなかったよな。」



「うん…
でも最近やっと慣れたよ。
だけど洗濯物は怖くて干せないし
近寄れないよ。」



「意味ないじゃん?」




未来が笑った。


「ちょっとここで待ってて
急いで片づけるからね。」



俺を玄関において
未来はパタパタと走りまわってる。



可愛い足音に思わず
癒された。


しばらくして


「いいよ~」

未来が言った。



未来の城に足を踏み入れた。
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