まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「何~ちょっと帰ってきたって?」


玄関が騒がしい。


来た来た
未来の両親


「肇~~~」


未来の母親が抱きついてきた。

「もう~私の予想通りよ!!
イケメンで…あ~なんか
いい匂いするわ~ぁ~
ちっこい頃はウンコの
臭いしてたのにね。」



「おばちゃんウンコってさ」
俺は慌てる。


「肇は全然オムツとれなくてね~
未来は二歳になる前に
完璧だったのに
肇は………ね~~ぇ」


母親とおばちゃんが
顔を見合わせて

「三歳児検診にもとれてなくて
保健所に兄弟の検診に来ていた
五歳くらいの男の子に
バカにされたのよね。」


「そうそう~
そしたら未来が泣かせたのよ。
その五歳の男の子を……
私なんかもう
そこの親に頭下げまくりよ~」

大爆笑

「俺 その話初めて
聞いたんだけど……
嘘だったら訴えるぞ!!」



何でも知ってる
この二つの家族
家族の境界線がなく
いつもオープン

俺たちはこの家族の中で
それをあたり前にして
育ってきた。



いつも一緒だった。


俺と未来・・・・・。
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