まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
二次会に出ないのを
詫びながら
俺は未来をタクシーに乗せた。


運転手にいき先の
住所を言って
シートに深く腰かけた。


「幸せそうだったな~」


「そうだね。
美由紀幸せそうだった。
高校入ってからずっと
付き合ってたんだって。」



「先生やめちゃうらしいな。」



「なんか寂しい……。
ずっと頑張ってきたから…
だけど松下も転勤族だから…
やっぱむずかしいんだろうな…
先生同志の結婚ならいいけど…」



 これからプロポーズする俺……


ちょっと暗雲が……



「少し外歩くけど
その格好なら寒くないかな?」



「うん…
だけどどこに行くの?」



タクシーを降りて
滑る歩道を未来を支えながら
一緒に歩いた。


こうしてずっと一緒に歩きたい
未来と…未来へ…
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