まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
未来は俺の暗示のせいか
宿題や日々の勉強を
怠っていて


「はぁくん 助けて~」



「まったくおまえな~」


未来が自分を頼ってくれるのが
嬉しくて仕方ない。


高校もなんとか
底力発揮してくれて
一緒の高校に通いだす。



未来は本当は頭がいい
やれば 伸びるのに
ギリギリまで放置してる。


おバカな未来


そう呼ばれていた。



そんなあだ名でも
未来は嬉しそうだった。



「未来はおバカだから~」


そう言って
本当の力を知らずにいるんだ。
未来の集中力はきっと
俺なんか問題にならないけど…


俺が未来を
守ってやる



きっと俺が
未来を完全に
手に入れるまで……
未来はきっとこのままでいるだろう。



愛しい未来を抱きしめて
カワイイ唇に触れる。


 俺だけの未来



俺のキスを受けながら
俺を熱く見つめる。



俺はそんな状況に
安心しきっていた。



 あと二年……約束が叶うまで…
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