まだ…君に…恋してる       (最愛ダーリン番外編)
「考えて…すぐに一緒に来てとは
言えない仕事なのは
わかってる……。
今の担任してる生徒が
進級する三月まで……
返事を待ってるから……」


俺は必死だった。



「どうしてそんなに
急ぐの?
たとえば私が結婚しなくても
このままでいたいって
言ってはいけないの?
会いたい時に会いに行く
それではダメなの?」


未来はそう言った。



「十年離れてて…
もうあきらめようって
思ってたけど……
あきらめられなかった。
だから…もう
離れたくないんだ……。」



「はぁくん……
気持ちは変わらなくても
環境も考え方は変わるよ…」



「気持ちが変わらなかったことを
俺はほめてやりたいんだ。」



「ダメだよ…
もう…ごめんね……。
これ以上話ても……辛いだけよ…。」



未来は立ちあがって
シャワーを浴びに行った。



気持ちは変わらなくても
環境や考え方は変わるよ



「ちくしょ…」


やっとこの手に
抱きしめたのに……



イギリスには滞在も
長くなりそうだった。


そのまま・・・
住み着きたいと思ってた。



それが夢だった……。



俺の夢

外国で暮らす


そして俺の隣には未来がいるって……。
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