幕末純想恋歌
芹澤の部屋でお茶と饅頭をご馳走になった。
まぁ、茶を煎れたのは葵だが…
ちなみに、茶はいつもよりずっと良いもので美味しかった。
三人でいろいろな話をした。
芹澤は水戸出身でお梅は江戸出身だとか。
どこどこのあの店のお菓子が美味しいとか色々な話をした。
そして、話していて分かったのは、芹澤とお梅は結婚こそしていないが深く愛し合っていて長年の夫婦のようだということ。
この空間ではとても優しく穏やかな時間がゆっくり流れていた。