幕末純想恋歌
昼のことを報告したほうが良いんだろうか…


そんなことしたら直ぐに切り込みに行くかもしれない…

そんなこと歴史上にはなかったか、…気がする。

いや、そもそもこの人たちは彼らを知ってるのかなぁ…

どうするべきか…


「…葵!!おかわりくれっ!!」

「……。」


「葵!!おかわりくれっ!!」

「……。」


「…葵?…葵ちゃ〜ん?」


「……。」


「…おら、葵!!」


「!!はいっ!!土方さん!!何かご用でしょうか!?」


「俺じゃねぇよ、平助が何度も飯催促してんぞ。ぼへっとしてやがる。」


「す、すみません…」


気付かなかった…


そんなに考え込んでたなんて…



「ごめんなさい、藤堂さん。どうぞ」


「いや、いいんだけどさ。何か考え事?ずっと黙りっぱなしで。良ければ話してみろよ、聞くぜ?」


「いえいえっ、何でもないです!!」


「そうかぁ?でも相当考え込んでる風だったぜ?遠慮すんなって!ど〜んとこい!!」


「いや本当に何もないですって」


「嘘つけ〜、絶対考え込んでた」


「いや、だから何もないですってば」


「いやいや」


「もぅ、しつこいです!」



< 124 / 131 >

この作品をシェア

pagetop