幕末純想恋歌
「ねぇ、師範やってるって言ったよね。じゃあ君強いの?」

「まぁ、一応免許皆伝です。」

沖田の目が輝く。

「じゃあ試合しよう!!僕も免許皆伝だよ、天然理心流。」

「いいですよ。わたし、強い人と試合するの大好きです。」

「僕もだよ!!さぁ、早く行こう!!」

「今からですか!?」

「もちろん。いいですよね近藤さん。」

「ああ。だが、その前に着物を貸してあげなさい。」

「は~い。じゃあ行こう!!」

手を引っ張られ立ち上がる。

「こっち、こっち!!」

連れて行かれた。
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