幕末純想恋歌

真剣勝負。葵の腕前。

「おう、やっと来たか。」

道場につくと、中には近藤と土方がいた。

「二人とも見に来たんですか?」

「ったりめぇだろ。てめぇが、いきなりけが人出さないようにな。」

「信用無いな~。ね、葵ちゃん、竹刀と木刀どっちがいい?」

「あ、わたしは別にどっちでもい『竹刀にしろ(しなさい)。』……だ、そうです。」

土方だけでなく近藤にまで言われる。

「はい、竹刀。」

「ありがとうございます。」

左右で握ってみる。

…右かな…。

「葵ちゃん、防具はどうする?」

「沖田さんはどうするんですか?」

「僕は、着けないよ。」

「じゃあ、わたしもいいです。重いですし。」

「わかった。じゃ、はじめようか。土方さん審判お願いします。」

「おう。始めるぞ。礼!!」

「「お願いします。」」

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