幕末純想恋歌
中は結構人がいて流行っている店のようだ。

「いらっしゃいませ。」

店員の女の人が振り返り、固まる。

(なんて、麗しい!!!!)

そして、満面笑顔を浮かべると

「沖田はん、今日はお二人さんですね。どうぞこちらへ。」

と、奥の窓際の席に案内した。

「お決まりにならはったらよんでくださいな。」

と、お品書きを置いてった。

(うちが、注文取るっ!!)

という決意を胸に。

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