幕末純想恋歌
ピタッと動きが止まる。
「いいか、これ以上するなら減俸するぞ。んで、仕事増やすぞ。いいのか?こっちとしてはありがてぇけどな。」
ニヤリと笑顔を浮かべて言う。
「……ケチ、……鬼。」
そっぽむいてボソッと言う。
「あ?何か言ったか?放さないってことはいいんだな。おまえがそんなに仕事熱心だなんて知らなかったぜ。」
「…そんなはずないじゃないですか!まっぴらごめんです、そんなの。」
やれやれ、頭がかたいなぁ、とやっと葵を放した。
すかさず土方の後ろに隠れる。
「…なんで、土方さんの後ろに何か隠れるの?」
「だって、だって…。」
また捕まりそうだからとは言えない。
絶対言えない。
「ところで。駆けつけてきたのは土方さんだけですか?他は?」
「…爆睡中か二日酔いでうごけねぇ。山南さんは仕事中だがな。」
「アハハッ!相変わらずばかだなぁ!」
笑い出す。
ま、いつもだけどさ、と言いながらまだ笑う。
笑い続ける。
「いいか、これ以上するなら減俸するぞ。んで、仕事増やすぞ。いいのか?こっちとしてはありがてぇけどな。」
ニヤリと笑顔を浮かべて言う。
「……ケチ、……鬼。」
そっぽむいてボソッと言う。
「あ?何か言ったか?放さないってことはいいんだな。おまえがそんなに仕事熱心だなんて知らなかったぜ。」
「…そんなはずないじゃないですか!まっぴらごめんです、そんなの。」
やれやれ、頭がかたいなぁ、とやっと葵を放した。
すかさず土方の後ろに隠れる。
「…なんで、土方さんの後ろに何か隠れるの?」
「だって、だって…。」
また捕まりそうだからとは言えない。
絶対言えない。
「ところで。駆けつけてきたのは土方さんだけですか?他は?」
「…爆睡中か二日酔いでうごけねぇ。山南さんは仕事中だがな。」
「アハハッ!相変わらずばかだなぁ!」
笑い出す。
ま、いつもだけどさ、と言いながらまだ笑う。
笑い続ける。