幕末純想恋歌
「沖田さんは?沖田さんはどうなんですか?」

「僕?僕は、嫌いじゃないよ。もしろ好きかも。でも、近藤さんはもっと、ずっと好きなんだ。だから、近藤さんのためなら、僕はあのひとを


……斬れるよ。」




「……っ。」




そういったこの人の眼はとても強くて、


『もちろん、君も例外じゃないよ。』


そう、言っている気がした。

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